 |
■B-DASH
ニューシングル「ちょ」6/26発売 |
 |
■菅原そうた著
「みんなのトニオちゃん」(文芸社)7/1発売 |
6月26日、長男ゆうたのB-DASHニューシングル「ちょ」、そして7月1日、次男そうたの初単行本「みんなのトニオちゃん」がそれぞれに発売になりました。我が家では、子供達もいよいよ新しい人生に向かって本格的なスタートの季節になりました。
思えば、僕自身世界を飛び回って歌い続けて35年になります。どれだけ家を留守にしたり子供達に寂しい思いをさせたことでしょう。もちろん、ボランティアで世界の子供達を救うことはとても意義のあることです。カンボジアでもアフリカでも多くの子供達が喜んでくれました。その反面、そうして僕が世界の子供達に愛を注いでいる間中、ゆうたやそうたは寂しい思いを感じたことでしょう。
でも、こうして僕自身がしっかり信念を持って生き続けているうちにその寂しさを越えて、二人とも本当の人生を自らの手で作り上げることを覚えてくれたようです。親はいずれこの世を去ります。どんな人でも結局は自分で自分の人生を切り開いていかなければならないのです。結果として親不在の環境の中で子供達はいつのまにか、自分で自分の人生を切り開いていくことを身につけたのでしょう。ゆうたは自分で作曲し、それをテレビ東京のハングアウトという番組に送り、CDデビューのきっかけをつかみました。もちろん、きっかけができても、そのあとは実力です。きっと、人知れず努力を続けたのでしょう。そのメジャー初シングル「ちょ」がオリコンチャートでいきなりベスト10に入ってきました。これから、どう動いていくかそれも実力次第です。7月8日からはアメリカにコンサートツアーに旅立ちます。真に世界に通じるアーティストとして実力をつけていってほしいと思っています。
次男のそうたは、子供の頃からおもしろい子供でした。決して絵や歌が特別上手という子供ではありませんでしたが、不思議な個性を持っていました。そのそうたが高校時代に漫画に興味を持ち、自ら世界初のCG漫画を発明したのです。そして、10代のうちに何かを残したいと願って週間SPAに自作のCG漫画「みんなのトニオちゃん」を持ち込んだのです。幸運にも二年間連載が決まりました。毎週毎週、プロとしての連載は正直いって若いそうたには過酷な日々だったと思いますが、よく乗り越えたと思います。そして、7月1日はじめての単行本「みんなのトニオちゃん」出版を迎えたのです。先日、出版社から連絡が入り、渋谷のブックファーストで浜崎あゆみの出版記念販売の記録を抜いたと伝えられました。まだまだこれからのCG作家活動ですが、やはりがんばってほしいと思います。
いずれにしても本当にそれぞれに自分の力で自分達の人生を切り開いています。もちろん、そううまくいくことばかりじゃないでしょうし、いろいろな困難にぶつかることもあると思います。動き始めた列車です。しっかりと目的に向かってがんばってほしいと思っています。親にできることは応援だけですが、やはり応援されているという信頼感はとても大切だと思っています。先日、二人が話しているところに僕が帰ってきた時、「お父さん、二人とも自分の力でがんばったよね。でも、こういうふうに育ててくれたお父さんには感謝しているよ。」と言われました。僕も世界のためにと思えば、子供達にとってみればずいぶん勝手な人生を歩んできたのかもしれませんが、子供達のそんな言葉に親として子育て終了の喜びがわいてきました。二人もがんばれ。お父さんも改めて自分の人生をがんばるから。
幼い頃、ふとした親子のふれあいのひととき。(左:ゆうた、右:そうた)
|