やすのり日記2005


 1月1日(土)「FURUSATOプロジェクトスタート」

 今日もまた、大きなハイビスカスの花が何輪も咲き誇っています。命は力強いものですね。この冬を乗り切って花を咲かせ続けているのですから....。去年は35周年ということもあって、僕にとってとても重要な一年になりました。人生、考えてみると年々、衰えていくか、少しづつでも命を育て、さらに成長していくか。どちらかですね。ともすると、年を重ねることが衰えていくことと思いがちですが、ハイビスカスの花と同様、今年の僕はさらに大輪の花を咲かせ続けられそうな勇気が湧いてきます。

 昨年は、社会的には本当に災いの一年だったような気がします。しかも、避けられない天災。厳しい一年でした。年末のスマトラ沖地震に至っては、人間の歴史を考えさせられるほどの大天災。まさに地球規模での災いです。僕はいつも、災いが起きてしまった時、なぜ今そんな災いにあうのかと考えるところがあります。誰も望まないのに、起こってしまう不可抗力の災い。

 スマトラ沖地震では、想像を絶する多くの尊い命が奪われました。しかも、アジアの多くの国々、それもどちらかというと貧しい国々の人々です。そして、その地域はイスラム教、ヒンズー教、仏教、キリスト教、と宗教もさまざまです。今、地球上の人々は宗教を越えて力を合わせて助け合っていく時です。なぜか、この地震が宗教対立で殺し合う地球の人々に対して、何かを伝えようとしているような気がしてなりません。これほど、大きな犠牲を払った災いはありません。21世紀は戦争のない地球上の人々が助け合う時代にならなければなりません。時間がかかるかもしれないけれど、世界中の人が力を合わせてこの惨状を乗り切る中に新しい光が見えてくることを期待しています。

 ところで、いよいよ35周年を無事に乗り越えて今年からすがはらやすのりFURUSATOプロジェクトがスタートします。「地球はみんなのFURUSATO」そう、すべての人が生きているこの地球こそがみんなのFURUSATOなのです。これまで、世界の舞台で歌い続けてきてつくづくそう思います。「地球はみんなのFURUSATO」そう考える基本にはまず、自分自身が住んでいる故郷を愛する気持ちが大切です。私たち日本人のふるさと日本。世界コンサートツアーの前に今回はまず、日本国内でFURUSATOコンサートを開催していくことになりました。その名も「まほろばコンサート」そう、古語でふるさとという意味ですが、それ以上に精神的な響きがある言葉です。忘れかけた日本の大自然の美しさ、そこに生きる人々のやさしさ。そんなものをもう一度見つけなおしていきたいと思います。日本には美しい自然から生まれたすばらしい歌の数々があります。昨年の35周年記念コンサートでも、朗読を担当してくれた平野啓子さんと共にあの青山劇場の感動を日本各地に届けてゆきたいと思っています。

 第一回目は「春」美しき日本の古都・倉敷(倉敷芸文館)で5月16日(月)の予定です。そしてさらに、日本各地の美しい古都でまほろばコンサートを展開してゆく予定です。夏にはいよいよ愛知の地球博で、すがはらやすのりコンサートが開催されます(8月30日)。これもFURUSATOプロジェクトのひとつになりそうです。世界中の人々に美しき日本の歌を聞いていただけるとうれしいですね。

 FURUSATOプロジェクトは、日本国内コンサートのあと、世界ツアーへとつながっていく予定ですが、まさに今年がその元年。一歩一歩。そして、ひとつひとつしっかりと地に足をつけて今年も歩いていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。あ、それから今年の青山劇場コンサートも現在のところ10月24日(月)、25日(火)の連続公演を予定していますので、今から楽しみにしていてください。


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